英文ライティング力を向上させた2つの方法

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とくに日英翻訳については、高度な英文ライティング力が必要です。その勉強法については悩みの種でしたが、いろいろな方法を試行錯誤したうえで、自分の中で最後まで生き残った勉強法が2つありますので、今回はそれらについて紹介したいと思います。

もっとも、万人向けであるとは限らないので参考程度に聞いていただければ幸いです。

1つ目の方法

1つ目は自分が意味を完璧に理解できている文章をひたすら写す(タイピングする)という方法です。
写す(タイピングする)対象は、ニュースでも、小説でも、論文でもなんでも良いのですが、自分が内容を完全に把握している文章を、あたかも自分が書いているつもりになりながら、写す(タイピングする)だけです。この勉強法は負担がとても軽いわりに、効果が大きいと思います(派手な効果ではありませんが)。ライティングだけでなく、リーディングや単語の蓄積にも一定の効果があると思います。

繰返しになりますが、この方法は、必ず内容を完全に把握している文章を使って行う必要があります。意味を理解しないまま文章を写しても、それは単なる作業にしかならないので注意が必要です。

2つ目の方法

もう1つは自分の書いた英文を自分の目の前で英語ネイティブの人に添削してもらうことです。私の場合、現在は3週間に1度、この機会を設けています。ネイティブによる英文チェックの場合、注意しなければならないのは、添削後の英文が自分の意図と離れてしまうことがたまに起こりうることです。

ここで自分の「目の前」でチェックしてもらうことの意味が出てきます。添削後の英文が自分の意図と離れてしまった場合、「いや、僕の言いたいことはそうじゃない」、と自分の真意をその場で説明したうえでチェックに反映させてもらうことができます。また添削の過程で濃い質疑応答を繰り返す中、文章を構成していく際の英語ネイティブの思考パターンを学ぶことができます。

私はこの方法を7年近く続けているのですが、この方法のおかげで英文ライティング力は飛躍的に向上したと思います。1つの証左として、英語ネイティブの翻訳者以外に日英翻訳の仕事を出さない、という原則をもっている会社からも、日英翻訳の仕事を継続的に受注できています。この方法こそが現在の私の日英翻訳の技術を支えている、といっても過言ではありません。

万人向きではない2つ目の方法

ただし、この2つ目の方法は万人向きではないと思います。添削してくれる英語ネイティブの人をどうやって確保するか、という問題がありますし、また添削の結果、自分の真意から離れた文章になってしまった場合、自分の真意を説明するだけの英語力が求められるからです。書いてある内容がシンプルであれば説明は簡単かもしれませんが、書いてある内容が高度になればなるほど説明に必要な英語力は高くなると思います。

大事なのは、自分に適した勉強法を見つけること

私が英文ライティング力の向上に用いているのは主に上記の2つの方法ですが、他にも英文ライティング力の向上にはたくさんの方法があると思います。いろいろ試してみて自分にもっともしっくり来る方法を選択することが大事なことかなぁ、と思います。

なお自分に最適な勉強方法を見つける際の私の考え方について書いた記事のリンクを以下に貼っておきますので、ご興味があればご一読ください。(了)

royo170.hatenablog.com

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