非常事態宣言、延長されるんですかね?

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非常事態宣言の延長

現在の緊急事態宣言は5/6(水)に期限切れとなりますが、その延長について政府で議論されているようですね。首相のコメントによると1ヶ月を軸に延長する方向で調整中なのかな?

う~ん、色々な考え方はあると思いますが、個人的には、非常事態宣言の延長は慎重にお願いしたいと思います。

このままダラダラと非常事態宣言を伸ばし続けた場合、政府の思惑通り国民が自粛を続けられたとして感染者数は抑えられるかもしれませんが、その代わり経済停滞による倒産件数、失業率の増加など社会的なダメージは計り知れず、経済的困窮による自殺者の増加など、下手をしたら、コロナ感染症による死亡者数を大きく上回る死者が出ないとも限りません。

最終的には、コロナ感染症の拡大リスクと経済停滞のリスクを天秤にかけつつ、より社会的なダメージが少なくてすむ方法を選択していくしかないと思います。

そのとっかかりが「非常事態宣言の解除」ではないか、と思います。

 

ニュースで使われていた英語表現

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まぁ、私個人の見解はさておき、このサイトのテーマでもある英語ニュースから学ぶ表現用語を記していきたいと思います。

wage」という単語があるのですが、これは名詞で使用した場合「賃金」という意味です。
ところが、この用語を動詞で使用すると「〈戦闘・闘争・議論などを〉する、行う」という意味になることがあります。

今日見た、ニュース記事では、以下のような使われ方をしていました。

Abe told reporters it would be difficult for Japan to return to normal life from May 7, and said the country should be determined to wage a “battle of patience.”

ざっくり訳すと、「安倍(首相)は記者団に対し、日本が5月7日から通常の生活に戻ることは難しい、「忍耐の戦い」を行う覚悟を持つべきだ、と述べた。」という感じです。

また、同じくコロナ感染症関連のニュースなのですが、イギリスがコロナ感染症パンデミックのピークを抜け出したとボリス・ジョンソン英首相が述べた旨の報道がなされていました。

pass the peak」で「峠を越す」という意味があります。

今日の報道によると、ジョンソン首相が行ったスピーチで以下の一節がありました。

“I can confirm today that for the first time, we are past the peak of this disease. We’re past the peak and we’re on the downward slope, and we have so many reasons to be hopeful for the long term.”

(本日、初めて確認できるのですが、私たちはこの病気の峠を越えました。私たちは峠を超えて、今、坂道を下っています。長期的に希望を持てる理由がたくさんあるのです。)

ただ「pass the peak」で「峠を越す」という意味なので、なぜ「(be) past the peak」と受け身形になっているのかはよくわかりません。すみません。webで検索してみても、能動態で「We have passed the peak of this disease」という言い方で良いと思うんですけどね。

あと同じスピーチの中に「run slap into」という表現がありました。これは「~と正面衝突する」という意味ですね。

“It is vital that we do not now lose control and run slap into a second, an even bigger mountain.”

(私たちがコントロールを失って、2つ目のより大きな山にぶつかってしまわぬようにすることが不可欠です。)

なお、「2つ目の山」とは、該当部分の前後の文脈から考えて、感染症の第2波、という意味だと解釈しました。

 

Microsoftの四半期決算は良かった、という話

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あまりコロナとは関係のない話なのですが、現在、続々と企業が四半期決算を開示していますね。米国株では、「Big Tech」 5社の決算が出そろいました。
(Big Tech 5社とは、Microsoft、Apple、Amazon、Alphabet(Googleの親会社)、Facebookのことです。)

コロナ禍による悪影響にもかかわらず、5社とも前年比(Year on Year)で増収を達成しています。(Microsoft +14.6%、Apple +1%、Amazon +26%、Alphabet +13%、Facebook +17%)

私はMicrosoftの株を保有しておりますが、今回の同社の決算には満足しています。

4/30の決算発表を受けた翌日の同社の株価は+1%と反応薄でしたが(Alphabetは決算の翌日に8%超、Facebookは同5%超値上がりしているのとは好対照です)、逆にそこがいい。

株主としては、決算発表の直後に株価が急騰したらうれしい一方で、買い増しを考えたときに、意図せず高値掴みをしてしまうリスクがあるし、反対に決算発表の直後に急落したら、恐怖のあまり損切りしてしまうかも知れない。いや、逆に損切できずに、損失をいたずらに広げてしまうかもしれない。そういうことを考えると、決算はしっかり増収増益、でも株価は反応薄、くらいがやりやすくてちょうどいいと思っています。

ただ、今回の決算を受けてのMicrosoft株の買い増しはどうしようか迷っています。

通常であれば、喜んで買い増すところなのですが、例のコロナ禍をうけた急落の後に、すでに3回に分けて買い増しており、その買値がそれぞれ、1株あたり159ドル、137.9ドル、154.9ドルなので、株価が十分に戻ってきた今の177~178ドルの水準で、さらに買い増すことに二の足を踏んでいる状態です。セル・イン・メイ(Sell in May)のアノマリー(格言)に沿って5月中の株価下落に期待して、ある程度下落したところで買い増そうかな・・・と、そんな風に思っています。

英語表現のトピックから離れてしまったので、最後にMicrosoftのナデラCEOが述べたというフレーズについて触れたいと思います。

He said that Microsoft has "seen two years' worth of digital transformation in two months."

(彼は、マイクロソフトは「2年分のデジタル変革が2ヶ月で起こるのを目撃した」と述べた)

たしかに多数の会社員が在宅勤務を迫られましたからね。同社の「Microsoft Teams」も利用者が急激に増えたとか。今回のコロナ禍は、中長期的に同社のサービスの利用価値をますます高める結果になるのではないか、と思います。(了)