引き続きIT翻訳に苦戦中…

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IT関係の書類の英文和訳の仕事を11月の中旬に受注し、その翌週から訳出を始めているのですが、法務翻訳が専門の私はこのIT翻訳の仕事に相変わらず苦戦しています。

 

やはり得意分野以外の分野の仕事は、なかなか訳が進まないですね~。いつもの半分とは言わないまでも、だいたいいつもの75%くらいの進捗で1日が終わってしまっています。

 

そんな状態が毎日続いているので、仕事を終える時の不完全燃焼感はどうしても残ってしまいます。

 

最終納期までは、あと10日ほど時間があり、分量もそれなりに残っているので、しばらくはこの苦戦が続くことは避けられそうももありません。

 

とはいえ、自分の仕事の幅を広げるためにも、情熱を持ってこの仕事を進めていきたいと思います。そして、この仕事を通じて新たに学んだIT用語を知識として定着させていきたいと思います。

 

というわけで、この仕事を通じて学んだIT用語を一部、以下に記載したいと思います。

 

■ hibernation

動物の「冬眠」という意味でもこの用語は使用されますが、コンピュータ用語では「休止状態」という意味ですね。カタカナで「ハイバーネーション」と表記してもOKみたいです。

「スリープ状態」とは似て非なる概念なので注意が必要です。

用例としては、

・Put your PC into hibernation mode (PCを休止モードにする)

あるいは動詞形の「hibernate」を使って

Hibernate your PC (PCを休止状態にする)

などとも表現できるようです。

 

■ credentials

複数形で使うことが慣例となっているようなので複数形で記載していますが、「認証情報」という意味があります。平たく言えばIDとパスワードですね。他にも「信任状」「保証書」「資格」などの意味で用いられます。

「認証情報」という意味でこの単語が用いられているの用例を1つ挙げておきます。

・Input your credentials below. (以下にあなたの認証情報を入力してください)

 

■ peer review

名詞としても動詞としても使用できるこの用語ですが、「ピアレビュー」、「査読」、「同業者による評価」、「同じ分野の学者による審査」などという訳語が当てられます。「peer」には「同僚」という意味がありますからね。

動詞の用法としては、例えば以下のような感じです。

Your article needs to be peer reviewed. (あなたの論文は同業者による評価が必要だ)

 

■ high level

 通常は、「高いレベルの」とか「高水準の」という意味で用いられますが、場合によっては「大まかな」という意味になります。

例えば「high level estimate」なら「大まかな見積」、「high level analysis」なら「大まかな分析」などです。

「高いレベルの」という意味で用いられているのか「大まかな」という意味で用いられているのかは、文脈から判断するしかないみたいですね。

  まとめ

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 翻訳者として、仕事を通じて学んだこうした用語を蓄積していくのはとても大事なことなので、地道に蓄積を続けていきたいと思います。法務分野が専門だけれど、IT分野にもとても詳しい、そんな翻訳者になることを夢見て頑張ります! (了)

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