フリーランサー、久々の取引先訪問

f:id:royo170:20191127200014p:plain

フリーランスの英日・日英翻訳者をしている私ですが、久しぶりに取引先の翻訳会社を訪問してきました!

 

これまで半年に1度くらいは顔見せで訪問していたのですが、昨今は多忙ということもあり、メールと電話でのやりとりだけに終始していたのです。

 

今回は、こちらから自主的に訪問した、という形ではなく、Tradosという翻訳支援ツールの講習会をやるから来てほしい、との先方の依頼で訪問しました。

 

講習会はともかく、その後の交流会で翻訳会社の担当者の方々とお話しできたのは楽しかったです!

 

我々翻訳者と直接やり取りするのは、翻訳部に所属する「翻訳コーディネーター」と呼ばれる人達ですが、しばらく訪問しない間に翻訳コーディネーターさんは総入れ替えになっていました。(配置転換または退職が理由です)

 

欧州出身の翻訳コーディネーターさん

f:id:royo170:20191127222149j:plain


ちなみに、ここの会社のコーディネーターさんは、伝統的に欧州出身者がわりと多くいらっしゃいます。

 

みなさん一様に日本語運用能力がとても高いです。

 

日本語、どこで勉強されたんですか?」と聞くと、大体「日本のアニメが好きで、アニメで勉強しました。あと、大学では日本語専攻です」とのお答えです。

 

アニメ、すごい影響力ですね。

 

コーディネーターさんの入れ替えの理由に配置転換がある、と書きましたが、配置転換先は、「社内翻訳者」や「社内チェッカー(校閲者)」というパターンも多い、というのがこの会社の特徴だと思います。(社内翻訳者といっても、顧客企業に常駐して、作業はそこで行うことが多いそうです)

 

この会社のコーディネーターさんは、将来的に通訳者か翻訳者になりたい、と希望している人が多く、その希望は会社にもオープンに伝えられています。

 

そして会社は、こうしたコーディネーターさんが目標を叶えられるよう、バックアップする、という体制が整っており、それがとてもうまく機能している、という印象を持ちました。

 

実際に、社内翻訳者や社内チェッカーというポジションを用意して、そのポジションに見合う実力を持ったコーディネーターさんをそこに配置転換していますからねぇ。

 

そりゃあ人材も集まってきますよね。

 

この翻訳会社さんとの付き合い

f:id:royo170:20191127222327j:plain


この翻訳会社さんとの付き合いは、ほとんど私の翻訳者としてのキャリアとイコールです。

 

つまり翻訳者になった当時からこの翻訳会社と取引関係にあります。

 

現在、私は複数の翻訳会社さんと取引がありますが、取引の絶対数はこの翻訳会社さんが圧倒的で、大体70~80%くらいはこの翻訳会社さんから依頼されるお仕事です。

 

今日、同社のコーディネーターさんとお話しして驚いたのは、私のことを「IT関係に強い法務翻訳者」と評されていたことです。

 

その評価に驚き、「IT関係は分野外で、まったく得意ではないです。」と正直にお話ししたところ「ええっ!?、そうなんですか?」と逆に驚かれてしまいました。

 

今まさに、このコーディネーターさんからIT関係の仕事をいただいており、苦戦中なんですよね~。

 

なぜこの分野の仕事を私にご依頼いただけたのだろう?と思っていたのですが、そうか、IT関係に強いと思われていたのですね~。

 

あ、コーディネーターさんには「本当はIT分野、得意ではないのですが、IT分野に強い、と御社に認識されていたことは光栄です。この分野のお仕事も、ご依頼いただけたら積極的にお引き受けしたいです」とお伝えしておきました!

 

実際にIT分野の翻訳は、仕事の絶対量は法務分野の翻訳より多いと思われるので、苦手ながらも担当できると今後役に立つのは間違いなさそうです。

 

おわりに

f:id:royo170:20191127223045j:plain


そんな感じで、ひさびさの取引先訪問でしたが、とても楽しく翻訳コーディネーターさんたちと交流することができました。

 

交流会で出されたケーキもおいしかったです(名の知れた某ホテルから取り寄せたものだそうです)。

 

翻訳コーディネーターさんとの会話に夢中で、他の翻訳者さんとお話しする時間がほとんど取れなかったのは残念といえば残念ですが、それはまたの機会にとっておくとしましょう。(了)

 

にほんブログ村 英語ブログ 英語 通訳・翻訳へ
↑↑ブログランキングに参加しています。クリックして応援いただけると嬉しいです。(クリックするとブログ村のサイトに飛びます)